2017年10月8日日曜日

【工場潜入】「快適な見え方を提供したい」という思いは一緒

こんにちは、メガネの吉川屋五代目店長のtetsuroです。

先日、愛知めがね組合青年部として工場見学会を開催いたしました。
昨年、これと同じ見学会を計画するも台風により中止となってしまったため、一年越しの悲願の開催です!
午前、午後でメガネレンズを製造する「愛知ニコン」さんと光学機器メーカーの「ニデック」さんに工場を見学させていただきました。



まず、訪問したのが豊川市御津町にある「愛知ニコン」さん。
一言でメガネレンズと言っても、こちらはお客様の希望に合わせた特注加工品(遠近両用や特注度数、カラーレンズなど)を主に製造されています。

約72時間、研磨、染色、コーティング、検品などおよそ100もの工程を経て、特注のメガネレンズは仕上がります。
途中、幾度も検査の工程があり、工場の皆さんが目を光らせています。
メガネレンズの見え方を良くするために必要なのが何層も重ねられるレンズコーティング。
数ミクロン単位の膜厚に仕上げられるコーティングは気温や湿度でも変化してしまうそうなんです。
皆様がご使用されているレンズもこういった技術によって製造されているんですよ。
久々のレンズ工場見学で、バッチリお客様に話す引き出しを増やせました。
さてさて、昼食はラグーナテンボスでラグーナ天丼をいただき、後半戦です。



午後は蒲郡市に本社を構える「ニデック」さんにお邪魔しました。
視力の測定機器からレンズの度数測定機器、角膜形状を解析する装置やレンズの加工機器なども製造されています。
工場内は医療機器を製造しているだけあって、しっかりと整頓され、とても工場とは思えない清潔な空間です。
4万点とも言われる部品パーツをネジ一本単位で管理されてるそうです。
様々な機器を組み上げていく作業を拝見しましたが、ニデックさんの特徴はライン方式ではなく、職人さんが最後まで一人で組み上げるセル生産方式。
ネジの締め具合の規定なんかもあるそうです。
いや〜、ホント色々と驚かされましたね。



その後、さらに白内障手術に使用される眼内レンズの製造工程も見せていただきました。
眼内レンズというのは白内障手術で取り除いた水晶体の代わりとなる小さな人工レンズです。
人間の体中に入る製品ということで合格基準はものすごく高く設定されていて、落雷で一瞬停電しただけで、◯千万円がパーだそうです!
なかなかお目にかかることのできない眼内レンズの製造工程はすごく勉強になりました。
ちなみに上の写真はお土産にもらった眼内レンズ、もちろん使用はできませんが!

さて、2社の工場を拝見し、お話を伺って感じたのは共通して「快適な見え方を提供したい」という思いを持っていらっしゃること。
多くの方の手によって製品となったものを最終的にお客様の眼、顔に合わせて加工するのが私たち眼鏡店。
たくさんの「快適な見え方を提供したい」という思いを大切にしながら、お客様に眼鏡を提供しなきゃなと改めて感じた工場見学会でした。



ちなみに集合した駅はJR愛知御津駅。
皆様、この駅名読めますか?
「アイチオヅ」駅と読みがちですが、正式には「アイチミト」駅です。
ラグーナテンボスに一番近い駅だそうですが、シャトルバスは出ておりません。


メガネの吉川屋
公式HP:www.yoshikawa-ya.com/
こどもメガネ特設サイト:www.kodomo-megane.com/
愛知県岡崎市康生通南2-2
TEL 0564-21-3875
営業時間 10:00~19:00 定休日 火曜

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