メガネを掛けると目が悪くなるってホント？

こんにちは、メガネの吉川屋店長のtetsuroです。



「メガネを掛けると目が悪くなる」って聞いたことないですか？

さて、これは本当なのでしょうか？

メガネのプロフェッショナルとしてお答えします。

その方の目に適切なメガネをご使用になられたとすれば、

メガネを掛けることで、目が悪くなるという事はございません。

では、なぜそう言われるのでしょう？


一般的にここで言われる「目が悪くなる」というのは、

近視が強くなったり、老視が進むことでしょう。

＊老視とは、毛様帯筋の衰えや水晶体の硬化により、

   目の調節機能が低下することで、近方が見づらくなる、

   いわゆる老眼です。


まず、こども、学生の目について。

体が成長するにつれ、目は近視化する傾向にありますから、

メガネを掛け始めしばらくすると、

成長とともに近視が強まり度数が変わります。

20代前半まではこの傾向が強いと言われます。


ちなみに、20代後半から40代までは、

度数がそれほど変わらない安定期と言われていますが、

一日中近方作業ばかりされていると近視が強くなることがあります。

PCなどのデスクワークが中心のお仕事の方は要注意です。


そして、老視について。

老視は40代頃から徐々に現れます。

近くを見ると目がかすむ、見づらい、疲れる。

これは目の調節機能が軽減しているためです。

ただ突然、老視になったのではなく、

目の調節力は10代から徐々に軽減し、

70代でほとんど無くなります。

ですから、近方用メガネ（老眼鏡）を掛けたとしても4年前後で

度数は合わなくなります。


最後に、メガネを初めて掛ける方は

それによって良く見える状態を認識しますから、

裸眼の状態が以前よりもボヤけていると錯覚することもあります。

また、慣れやすいように少し弱い度数のメガネから使い始めることもありますから、

それに慣れるとより強い度数欲してしまうということもありますね。



このようにメガネを掛けことにより目が悪くなるのではなく、

目の状態の変化が度数を変化させているのです。

見づらいなとお感じであれば無理をせず、

適切なメガネの装用、交換をお勧めいたします。


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